寿都中学校

平成27年度 学校教育目標・重点目標・具体的方策

          《学校教育目標》(制定 昭和54年)
   自主:意欲的に学習し、創造性に富む生徒
   情操:豊かな心を持ち、思いやりのある生徒
   健康:強く心身を鍛え、根性のある生徒
   勤労:勤労を尊び、実践力のある生徒
【今年度の重点目標】
 経営の基本方針に基づき、今年度の重点を定め、以下の視点から実現に向け学校経営を推進する。

 『目標を持ち、何事にも粘り強く取り組む生徒の育成』
       〜知・徳・体、それぞれの教育実践を大切にして〜
視点1 自ら学び自ら考え、よりよく問題を解決できる生徒を育てる。
視点2 自他を大切にし、認め合い、協力し合える心豊かな生徒を育てる。
視点3 たくましく生きるための健康や体力を持ち、実践力のある生徒を育てる。視点4 内に外に開かれた、信頼される学校をつくる。

【重点目標設定の理由]
 本校の生徒は明るく素直で、宿題等与えられた課題に取り組むことができるが、アンケート結果から家庭学習の定着率が低い。また平成26年度の全国学力・学習状況調査や標準学力検査(CRT)等から、各教科の基礎的・基本的な知識・技能の定着や活用する力に課題がある。また各アンケート等から生徒は困難なことに対して、粘り強く取り組み、解決していく力が備わっていないことが挙げられる。さらに、互いに尊重し認め合う姿を求めていくことが必要である。確かな学力の向上は、知・徳・体のバランスのとれた教育活動を充実させてこそ実現できるものと考える。 特に授業の改善・充実と基本的生活習慣の確立を両輪にし、家庭学習の定着を図る。また、言語活動の充実を目指し、言語や文字を活かした「思考力・判断力・表現力の育成」を目指す授業実践により、学習習慣を確立させ、基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着や活用力の向上を図っていきたい。また、文部科学省指定の「英語教育強化地域拠点事業」の実践に向けて改善、整備を図る。さらに新体力テストの結果から、「持久力」「柔軟性」などに課題が見られ、教科体育を要とし学校行事や部活動等での体力づくりへの関心・意欲を高め、体力の向上に努める。さらに実施して2年目を迎える『コミュニティ・スクール』の機能を生かし、身近な寿都の自然・歴史・産業・文化等の教材化を図り、地域とともに「ふるさと寿都」を誇りに、意欲的に問題を解決できる生徒を育んでいきたい。



             具体的な方策(評価指標) 

項 目

具体的な方策(評価指標)

確かな学力の育成

(1)基礎基本の定着と活用を図る授業実践

@全国学力学習状況調査やCRT(標準学力検査)等の分析結果を指導の工夫・改善に生かし、全国平均以上の学力を目指す。
A生徒による授業評価を実施し、「よくわかる」「わかる」を80%以上にする。
B言葉や文字で分かり合うための思考力・判断力・表現力の育成と定着を図る。
C個に応じた指導を充実させ、TTによる習熟度別学習の充実を図る。
D放課後学習を実施し、学習の発展の機会をつくる。(Puマンデー)
E英語科のオールイングリッシュ化を図り、実践的な活動の場面を多く取り入れる。

(2)学習意欲の向上と学習習慣の確立

@各教科や総合的な学習の時間等で、地域素材の教材化を図る。
A学習支援シートを作成し、特別支援教育を充実させる。
B学習の手引き等を効果的に活用し、ノート指導を徹底する。
C家庭学習(ノートやプリント等)の全員提出を目指す。
D生活リズムの諸調査により、家庭学習時間1時間以内0を目指す。

豊かな心の育成

 

(1)道徳性の育成

 

 
@いじめ防止の取組等、自他を尊重する態度を育む指導の充実を図る
A「私たちの道徳」の活用と家庭への効果的な活用と啓発を図る。
B道徳の授業実践と参観日での授業公開を全学級で行う。
Cピア・サポートを導入し、生徒同士がともに支え合う活動を充実させる。
D読書月間や読書週間を設け、また、朝読書等で全員の定着習慣化を目指す。

(2)生徒指導の充実

 
@授業規律や生活のきまりを明確にし、遵守意識を高める指導を行う
A日常の挨拶指導と部活動指導により、自分から進んで挨拶ができるようにする。
B保護者や地域、関係機関との連携を図り、情報共有を図る。

(3)体験的な活動の充実

@地域の自然や人、文化等を生かした体験学習や交流授業を積極的に行う。
A職業人による講話や職場体験等により、進路や生き方を考える機会を増やす。

(4)体験的な活動の充実

@地域の自然や人、文化等を生かした体験学習や交流授業を積極的に行う。

A職業人による講話や職場体験等により、進路や生き方を考える機会を増やす。

健やかな体の育成

(1)体力・運動能力の向上

@新体力テストを全学年で実施し、分析結果を有効に活用する。

A部活動や体力向上月間などを設け、体力向上を図る。

B日常の取組を通して体力・運動能力のさらなる向上を目指す。

(2)健康教育の推進

   
@早寝、早起き、朝ごはん運動を推進し、生活リズムの改善を図る。
A歯科教室や薬物乱用防止教室等を開催する。
B各学年ライフスキルに係わる学習の実施。
C栄養教諭と連携し、食育の充実を図る。
D保険安全委員会を開催し、専門的な指導助言・協力により、学校保健の充実を図る。

(3)安全教育の充実

@避難訓練や防犯教室を充実し、実践力を高める指導を行う。
A「安全マップ」や「防災マニュアル」を見直し、実効性のあるものにする。

信頼される学校づくり 

(1)学ぶ組織と指導力の向上

@「学び」の実践を目指し、全教職員の研究授業の実施。(年1回以上)

A学習規律の確立や学習環境の整備など、指導方法の工夫改善を図る。

B各研修会等へ積極的に参加し、研修成果の還流を図る。

(2)学校・保護者・地域との連携

@コミュニティ・スクール(CS)の円滑的な運営を行う。

A各種たよりやホームページ等により、情報を発信する。

B懇談会などにより、保護者・地域との情報共有を図る。

C乗り入れ授業や研究授業により、保・小・中・高との確かな連携・交流を図る。

D家庭と連携し、生徒の平日TV・DVDの視聴時間やゲーム、パソコン等の使用時間2時間以内60%以上を目指す。

(3)組織的な学校運営

@月ごとの学校運営計画に基づき組織的・計画的な分掌業務を推進する。

A諸表簿や事務文書を整理し、定期的に点検する。

B諸表簿や事務文書の保管リストを作成し、定期的に点検する。

Cデータ管理の意識を高め、個人情報の保護を徹底する。

D校務管理システムを有効に活用する。